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戦国の砦跡アピール マルシェ初開催 菊川市観光協会

 菊川市観光協会は25日、「獅子ケ鼻砦(とりで)跡」近くの同市大石の蓮池公園で、マルシェ「おひざもと市」を開いた。地元商店など12事業者が出店したほか、同市を拠点に活動する劇団静岡県史がチャンバラを披露した。

チャンバラを披露する劇団員=菊川市大石の蓮池公園
チャンバラを披露する劇団員=菊川市大石の蓮池公園


 獅子ケ鼻砦は徳川家康が高天神城を奪還するために築いた六砦の一つで、最も東側に位置する。来年の大河ドラマ「どうする家康」に合わせて、多くの人に家康ゆかりの史跡を知ってもらおうとマルシェを初めて開いた。菓子や雑貨を販売する店が並び、約200人が来場した。10月と11月にも開催する予定。
 劇団静岡県史は7月、家康が大敗した三方ケ原の戦いを題材にした公演「三方ケ原合戦物語」を同市などで行うため、事前パフォーマンスとしてチャンバラを披露した。劇団員4人が三河一向一揆と一言坂の戦いの場面を演じた。
 劇団主宰の松尾朋虎さん(50)は「家康が天下をとった後も忘れずにいた戦い。天下人でも失敗する。失敗を恐れないでほしい」と語った。公演は7月2日に菊川市の菊川文化会館アエル、18日に浜松市中区のクリエート浜松、23日に掛川市の大日本報徳社で行う。
 

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