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黒船祭 目抜き通りをパレード 下田、3年ぶり開催

 下田市最大のイベント「第83回黒船祭」が21日、開幕した。幕末の開国の地となった下田の中心部などを舞台に、22日までパレードなど国際色豊かな行事が繰り広げられる。3年ぶりの開催。

公式パレードが繰り広げられた初日の黒船祭=下田市二丁目
公式パレードが繰り広げられた初日の黒船祭=下田市二丁目

 下田公園の開国記念広場で執り行われた記念式典には川勝平太知事をはじめ内外の関係者ら約300人が参列。在名古屋米国領事館のマシュー・センザー首席領事は1854年の日米和親条約締結に触れ、日本語で「下田港が開かれ、今日における日米のパートナーシップの礎となった」と先人の遺業をたたえた。
 市内関係者は式典に先立ち、ペリー上陸記念公園でペリー提督の胸像に献花。松木正一郎市長は「多くの方の尽力で開催が実現した。両国の交流が続くことをここ下田から誓いたい」と力を込めた。
 中心部の目抜き通りでは公式パレードが催され、式典出席者と市民ら約300人が約2・5キロを1時間ほどかけて行進。水兵服姿の米海軍らも加わり、祝賀ムードを演出した。
 日米親善イベントの黒船祭は、市や観光協会などで組織する執行会の主催。コロナ禍以前は3日間の日程で、例年20万人以上が訪れていた。

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