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テーマ : 御殿場市

富士の恵み、盛況に感謝 御殿場と裾野で閉山式

 富士登山シーズンの最終盤を告げる閉山式が31日、御殿場、裾野両市で開かれた。新型コロナウイルスの行動制限解除やインバウンド(訪日客)回復により登山者が大幅に増えたことに感謝するとともに、来夏の引き続きの盛況を祈願した。登山道の開通期間は9月10日まで。

富士山を背景に花穂を出し始めたススキ=裾野市須山
富士山を背景に花穂を出し始めたススキ=裾野市須山
神事を執り行い、今夏の盛況に感謝した閉山式=裾野市の須山浅間神社
神事を執り行い、今夏の盛況に感謝した閉山式=裾野市の須山浅間神社
富士登山終盤を迎え、富士山の恵みに感謝する閉山式=御殿場市の新橋浅間神社
富士登山終盤を迎え、富士山の恵みに感謝する閉山式=御殿場市の新橋浅間神社
富士山を背景に花穂を出し始めたススキ=裾野市須山
神事を執り行い、今夏の盛況に感謝した閉山式=裾野市の須山浅間神社
富士登山終盤を迎え、富士山の恵みに感謝する閉山式=御殿場市の新橋浅間神社

「来夏も多くの訪問を」  裾野市観光協会は須山浅間神社で閉山式を行い、観光業者や地元区長、氏子総代の関係者ら約50人が出席した。
 須山地区には富士登山の拠点になる水ケ塚駐車場や構成資産の同神社があり、今夏は多くの登山者と観光客でにぎわった。神職が祝詞を上げた後、出席者が玉串を奉納。同協会の西島隆彦副会長は「来夏も多くの人が裾野市を訪れてくれることを願っている」とあいさつした。
麓は秋の気配 須山地区、ススキに花穂  夏山シーズンの閉山式を迎えた31日、8月では珍しく日中でも富士山がその全貌を現した。厳しい残暑が続く中、富士山麓の裾野市須山地区では早くもススキが花穂を出し始め、秋の足音が少しずつ近づいていることを告げている。
 同地区はススキの群生地で、秋が深まると、一面に黄金色の「じゅうたん」が広がる。31日はうだるような暑さが和らぎ、霊峰の雄姿を背景にススキの穂が吹き抜ける風に揺れていた。横浜市から家族で観光に訪れた男性(34)は「きれいな景色を見ることができてよかった」と喜んだ。
「今日からマナー周知」  御殿場市観光協会は、御殿場口登山道の起点の新橋浅間神社(同市新橋)で閉山式を開き、市や観光関係者ら26人が参加した。市によると、今年の開山期間中に御殿場口新5合目を通過した登下山者の合計数は8月27日時点で3万5千人を超え、新型コロナ拡大前を大きく上回っている。一方で、同会の山内剛会長は弾丸、軽装登山や登山マナーに関する問題が多発していることを指摘し、「来年のために今日から、マナー周知をしっかりとしていく必要がある」と述べた。

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