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市役所 耐震補強へ 下田、移転前の全壊防ぐ 閉庁日中心に工事

 下田市は24日から、市役所庁舎の耐震補強工事に乗り出す。本館と西館、別館の一部で耐震壁の増設や天井と柱の補強を実施する。関連事業費は1400万円で、閉庁日中心の工事。一部の通用口や通路が通行不可となるが、市民への影響は最小限にとどめる。

耐震補強工事が始まる下田市役所=同市
耐震補強工事が始まる下田市役所=同市

 市によると、庁舎は震度6程度の地震で大部分が倒壊するとされている。各館はそれぞれ築44~65年。22日の定例記者会見で松木正一郎市長は「完全な形ではないが一定のレベルまで安全性を高め、全壊ではなく一部の損壊にとどめる」と説明した。
 2026年度に予定する新庁舎移転までの「倒壊を防ぐ措置」に位置づけている。新庁舎整備は新築棟とともに旧稲生沢中校舎も再利用する計画。市は会見で新築棟について、23年夏をめどに基本設計を固めるとの方針を明らかにした。

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