あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 森町

移住者最高2634人 静岡県内、22年度 18市町が最多更新

 川勝平太知事は15日の定例記者会見で、行政の支援制度を利用して2022年度に静岡県外から県内に移住した人は前年度比41・0%増の2634人で、過去最多を更新したと発表した。最多更新は20年度から3年連続で、県内35市町のうち18市町で過去最高となった。知事は若年層が8割に上ることを強調し、「各地域のきめ細やかな支援の成果が表れた」と評価した。

県外から県内への移住者数の推移
県外から県内への移住者数の推移
2022年度 移住者数の多い上位10市
2022年度 移住者数の多い上位10市
県外から県内への移住者数の推移
2022年度 移住者数の多い上位10市

 移住者(世帯主)の年代別では、前年度に引き続いて20~40代が全体の83・6%を占めた。最多は20代で34・3%、30代32・0%、40代17・3%、50代8・7%と続いた。県によると、若年層を中心に地方移住への関心が継続する中でも新型コロナウイルス感染症が落ち着きつつあった22年度は、対面での面談も再開し、相談から移住に実を結んだケースが多数あったという。
 市町別では、浜松市が21年度(128人)の3倍を超える390人で最多。次いで静岡市が255人(前年度比97人増)、沼津市は21年度(45人)の5・6倍の253人、富士市も同241人(同79人増)など、比較的人口の多い市が上位に入った。
 地域別では、県東部地域の1056人(前年度比349人増)が全体の40・1%を占めた。県は「東部地域は東京圏へのアクセスが良く、勤め先を変えずにテレワークを活用して移住する世帯が引き続き多い」と分析した。西部地域は前年度から倍増の617人(同313人増)。中部地域は467人(同97人増)、賀茂地域は116人(同13人増)だった。
 県と市町が対応した移住相談件数(県内在住者を含む)も前年度比15・9%増の1万3496件で過去最多となった。
 県の担当者は「川根本町や森町など中山間地で最多を記録した町もあった。当面、移住希望は多いとみて、相談者の好みに応じた情報提供をしていく」とした。県は今後の動向を注視しつつ、テレワーク移住を強化していく。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

森町の記事一覧

他の追っかけを読む