森町・3校の空き校舎 民間利用で活性化へ
森町は2日までに、統合に伴い空き校舎となっていた泉陽中と三倉、天方の2小学校の活用方針を町議会全員協議会に報告した。民間利用を基本とし、観光や産業振興などの地域活性化につなげる。
泉陽中は教育の振興や福祉の向上など、三倉小は観光振興を想定。天方小は町と民間で共同利用し、地域の複合施設に加えて移住定住に向けた利活用を基本方針としている。
今後は民間企業からアイデアを募り、事業者の選定を終えた段階で説明会を開く。企画財政課の担当者は「地域の活性化やコミュニティーの維持強化につながるよう取り組んでいきたい」と話した。
2019年度末に泉陽中、20年度末に両小学校が閉校し、以来、町ではアンケートの実施、検討委員会の開催などを通じて住民らと跡地利活用の方向性を探っていた。