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テーマ : 森町

森町の県道袋井春野線 片側交互通行で再開 住民安堵、通学可能に

 台風15号の接近に伴う崩落で通行できなくなっていた森町問詰の県道袋井春野線で29日、片側交互通行による通行が再開された。交通面などで影響を受ける現場以北の住民からは「これで安心して通行できる」と安堵(あんど)の声が広がった。

片側での交互通行を再開した袋井春野線=森町(写真の一部を加工しています)
片側での交互通行を再開した袋井春野線=森町(写真の一部を加工しています)

 現場は24日以降全面通行止めとなっていて、その間、北部に住む約千人の足に支障が出た。市街地への行き来には山道へ迂回(うかい)しなければならず、通勤時など混雑する時間帯には事故や渋滞が生じたという。
 通行再開を受け、区間運休となっていた秋葉バスサービス(同町森)の「秋葉線」では、同日テスト運行を実施。30日から一部区間で運行を再開する。保護者の送迎、家庭学習で対応してきた以北地域の小中学生は同日以降、森小と森中への通学が通常通り行える状態になった。
 県によると、交互通行は今のところ深刻な渋滞も発生しておらず、順調に通過できる状態という。一方、本格的な復旧までにはまだ時間がかかるとの見通しを示す。
 現場近くの茶製造販売業「石川園」の従業員鈴木淳子さん(59)は「通勤や配送での負担が大きかった。当たり前に通っていたが、ありがたみを感じた」と振り返った。

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