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テーマ : 森町

森町・吉川 医療資材の流出「元の姿に」 住民ら清掃、7トン回収

 掛川市の山間部で保管されていた大量の医療資材が昨秋の台風15号で流出した問題で、漂着が確認されている森町で3日、地元事業所や住民有志らが河川清掃を実施した。被害の目立つ吉川約5キロ間で作業にあたり、一般ごみを含む約7トンを回収した。

河川清掃に取り組む参加者=森町内
河川清掃に取り組む参加者=森町内

 県から委託を受けた町建設事業協同組合に所属する町内の建設会社や流域にあるアクティ森の社員のほか、太田川漁業協同組合の組合員、町職員、町議ら約50人が参加した。参加者は2手に分かれて流木に絡まった医療用のガウンやマスク、チューブなどを手作業で取り除いた。ごみは仕分けし、医療資材は同組合で保管する。
 吉川はアユ釣りの人気スポットとして知られ、地元からはシーズンに入る前に撤去を求める声が上がっていた。同漁協の山本俊康組合長は「皆さんの協力で回収することができて良かった。一刻も早く、川を元の姿に戻したい」と話した。
 同町などによると、流出した医療資材は掛川市内の70代男性が、管理する土地で保管していた。男性は回収が困難として行政対応を求めていて、両市町と県は3月中の撤去完了を目指している。

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