森町伝統の舞 浜松市中央区で出張公演 保存会や児童ら披露
森町の天宮神社に伝わる国指定重要無形民俗文化財「十二段舞楽」の出張公演(NPO法人みらいネット浜松主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、浜松市中央区のクリエート浜松で行われ、地元の保存会や小学生が伝統の舞を披露した。
舞楽は705年に京都から着任した神職が伝えたのが起源とされる。構成する12演目の中から児童2人による清めの舞「延舞」や、天下太平や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願して子どもたちが太刀を振る「太平楽(たいへいらく)」など5演目を演じた。
同法人が三遠南信の文化交流を深めようと企画し、県西部と愛知県東三河、長野県南信州の各地域の伝統芸能を伝える公演を毎年開催している。
(浜松総局・池田悠太郎)