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テーマ : 森町

個人移動後押し「特定原付」 モビリティショーに出展 スズキ安定の四輪、デイトナは電動二輪

 東京ビッグサイト(東京都)で開催中の「ジャパンモビリティショー」(26~11月5日)は、スズキや二輪アフターパーツメーカーのデイトナ(森町)が、今年7月の改正道交法施行で誕生した新しい車両区分に対応した、個人の移動を後押しする小型電動モビリティの試作モデルを出展している。

報道公開日に鈴木俊宏スズキ社長が乗車して登場した「スズライド」=25日、東京ビッグサイト
報道公開日に鈴木俊宏スズキ社長が乗車して登場した「スズライド」=25日、東京ビッグサイト
電動キックボードタイプの「デイトナモビリティDK01」=27日午前、同
電動キックボードタイプの「デイトナモビリティDK01」=27日午前、同
報道公開日に鈴木俊宏スズキ社長が乗車して登場した「スズライド」=25日、東京ビッグサイト
電動キックボードタイプの「デイトナモビリティDK01」=27日午前、同

 新車両区分「特定小型原動機付自転車」は、16歳以上は免許なしで乗車でき、最高速度は車道が時速20キロ以下、歩道が6キロ以下と設定されている。スズキは、四輪の安定感と手軽さが特徴という「SUZU―RIDE(スズライド)」と、大きな荷台を備えた「SUZU―CARGO(スズカーゴ)」を出展した。
 スズライドは日常生活や通勤通学向きで、容量110リットルのボックスに買い物の荷や部活道具を収められる。スズカーゴは全長190センチで、仕事、アウトドアや農作業など“マルチ”に活用できるという。電池の追加積載が可能で、航続距離が伸びる利点もある。
 担当者は「16歳から免許返納後の高齢者を含め、幅広い年齢層に移動の楽しさを感じてほしい」と話す。
 デイトナは、新規事業で二輪電動キックボードタイプの「デイトナモビリティDK01」を開発した。ヘッドライトの形状や、レザーバック調をイメージしたバッテリー回りなど、懐かしい「ネオクラシック」のイメージを取り入れた。左右に張り出したステップボードを設け、両足でバランスを取りやすくした。
 担当者は「来年春ごろの販売を目指している。愛着を持って乗れる1台になれば」と語った。
 (浜松総局・山本雅子)

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