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テーマ : 森町

水辺の「大切な宝」観察 スッポンにも興味津々 森町・宮園小

 森町立宮園小の5年生が13日、地元の一宮地区で水生生物の観察を行った。静岡大教育学部の加藤英明准教授が講師を務め、水辺の生き物の生態に触れて環境について考えた。

スッポンを興味深そうに眺める児童ら=森町(写真の一部を加工しています)
スッポンを興味深そうに眺める児童ら=森町(写真の一部を加工しています)


 児童は用水路に入って捕獲したカエルやエビなどを観察。保全生物学を専門とする加藤准教授はトノサマガエル、コオイムシといった全国的に減少傾向の生物を例に「森町から離れると見かけなくなる生き物ばかり。身の回りに大切な宝が存在している」と語り掛けた。身近な外来生物についても紹介した。
 加藤准教授がスッポンを素手で捕まえてみせ、児童らが驚きの声を上げる場面も。首を伸ばしたり、抵抗したりするスッポンを興味津々の様子で眺めていた。
 子どもたちに地域の自然について知ってもらおうと、農家を中心に同地区の自然環境保護などに取り組む「一宮の水と環境を守る会」が、10年以上にわたって開催している。
 (袋井支局・仲瀬駿介)

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