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テーマ : 森町

自動車道完成へ連携強化 浜松市長「命の道 議論を」 三遠南信サミット分科会

 「第31回三遠南信サミットin遠州」は30日、浜松市中区で全体会に先立って三つの分科会を開いた。道路整備、人口減少対策、魅力創造の各テーマで加盟市町村の首長、議会議長、経済団体代表らが討論した。=関連記事5面へ

三遠南信地域の道路網整備について議論する分科会参加者=浜松市中区
三遠南信地域の道路網整備について議論する分科会参加者=浜松市中区


 道路整備の分科会は浜松市の中野祐介市長、戸田誠市議会議長、斉藤薫浜松商工会議所会頭を含む12人が出席し、三遠南信自動車道がもたらす効果や期待を話し合った。沿線各自治体の出席者から、少子高齢化や豪雨による道路損傷、医療体制の手薄さ、農林水産物の高い輸送費、伝統芸能の担い手減少といった共通する地域課題が挙がり、同自動車道の完成に向けて自治体間の連携強化を求める意見が相次いだ。
 中野市長は同自動車道を高度医療機関へのアクセスや災害時避難の利便性を高める「命の道」と表現し、「平時から非常時の相互応援を議論できる関係性を築きたい」と呼びかけた。戸田議長は伝統文化の保全、斉藤会頭は産業活性化などを中心に問題提起した。
 分科会は県内首長ではほかに草地博昭磐田市長、太田康雄森町長が出席した。
 (浜松総局・宮坂武司)

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