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テーマ : 森町

天竜浜名湖鉄道で防災訓練 情報把握など手順確認

 天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は1日、「防災の日」に合わせた社内防災訓練を天竜二俣駅(同区)に隣接する車両基地などで行った。午前9時に三重県沖でマグニチュード(M)9・0の南海トラフ地震が発生した想定で、沿線各駅の情報把握や被災後の消火、救助活動といった一連の手順を確認した。

地震発生後の対応手順を確認した社内防災訓練=浜松市天竜区
地震発生後の対応手順を確認した社内防災訓練=浜松市天竜区

 訓練では浜松市や掛川市、森町などが強く揺れ、大津波警報が出されたとして、松井宜正社長を本部長とする仮設の地震災害対策本部を車両内に置き、16人が参加した。防災ラジオや災害時の優先電話を使い災害規模の把握や乗客、社員の安否確認を実施。「遠州森駅では旅客8人が避難して負傷者なし。駅舎の瓦が落下」など具体的な情報を対策本部で共有した。被災後の備えとして、アルミカートを用いた線路巡回や消火器を使っての消火作業、駅間で運行停止した際の避難誘導、負傷者の救護訓練も行った。松井社長は訓練の総括で「災害時は予想がつかない事態も起こる。人命が一番大事と考え、臨機応変に判断してほしい」と講評した。

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