秋彩る「森のまつり」 町内にきらびやかな屋台やみこり 6日まで
森町の秋を彩る伝統の「遠州森のまつり」が6日までの3日間、三島神社(同町森)を中心に開かれている。14地区がきらびやかな装飾の施された屋台を引き回し、街中に祭りばやしが響き渡っている。
同神社の祭礼として古くから続く一大行事。夜には屋台がぶつかり合う激しい練りが繰り広げられることなどから「森のけんか祭り」としても知られる。中日の5日はみこしの渡御が行われ、地元小学生の引くみこしが神社を出発し、金守神社を目指して約1時間30分かけて町内を巡った。
コロナ禍により一昨年は中止、昨年は規模を縮小しての実施だった。感染症対策を徹底して3年ぶりに平年通りの形で開催した。
最終日は午後0時半からみこし還御する予定。午後6時からは祭りの期間中、三島神社に仕えた小学生を自宅まで送り届ける「舞児還し(まいこがえし)」を行い、祭りを締めくくる。