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テーマ : 森町

森町23年度予算案 まちづくり、子育てに重点 一般会計最大91億円

 森町は24日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は91億4100万円と前年度当初比4・2%増で、2年連続で過去最大の予算規模を更新。地域資源を活用したまちづくりや、子育て支援などを主要事業に位置づけた。


 2014年から取り組む遠州の小京都まちづくり推進事業を、今年2月に策定した計画に基づき本格化する。古民家利活用のためのプロデュース業務委託事業に2千万円を計上し、藤江勝太郎邸のリノベーションに着手。計画に明記した歴史・文化継承拠点の整備に向け、町有施設の解体工事(1600万円)も実施する。
 790万円を投じて「森っ子お助け隊」を設置し、ヤングケアラーへの対策や虐待防止につなげる。妊娠時から出産、子育てまで一貫した伴走型相談支援と経済的支援を行う出産・子育て応援事業(900万円)、こども医療費助成事業の拡充(270万円)などにも取り組む。
 歳入は企業業績の回復が見込めることなどから町税が前年度比1・4%増の23億7千万円、町債は同2・9%減の6億2700万円。特別会計と企業会計を含めた総額は195億3900万円だった。3月1日に開会する町議会3月定例会に提出する。
 太田康雄町長は「森町の次代をひらく積極予算として、より一層具体的に事業を進めていく」と述べた。

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