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テーマ : 森町

不用品「リユース」推進 袋井市と森町、ジモティーと協定

 袋井市、森町、両市町のごみ処理施設を運営する袋井市森町広域行政組合は28日、不用品取引などの地域情報サイトを運営するジモティー(東京都)と資源の再利用に関する連携協定を結んだ。同社との協定締結は県内初。7月から、ごみ処理施設に搬入された不用品を再利用する「リユース事業」を開始し、ごみの削減につなげる。

展示品を持ち帰る来場者=28日午後、袋井市の中遠クリーンセンター
展示品を持ち帰る来場者=28日午後、袋井市の中遠クリーンセンター

 住民から回収した木製家具などの粗大ごみを対象に、再利用可能な品をサイトに出品し、無償譲渡する。リユース活動促進に向けた企画立案や広報啓発で協力することなども協定に盛り込んだ。
 締結を記念して同日、「袋井森もったいない市」を中遠クリーンセンター(同市岡崎)で開いた。同センターに持ち込まれた再利用が可能な棚やタンス、机など88点を展示し、“掘り出し物”を求めて50人以上が訪れた。
 同市の吉田重行さん(75)は「無料でありがたいし、ごみが減ることは良いこと。こうした試みを続けてほしい」と話した。
 同施設の処理量は増加傾向にあり、処理限界量は92%を超えている。家庭ごみの排出量の1割を占める粗大ごみの削減も課題で、事業を推進することで2トンの削減を目指す。
 市ごみ減量推進課の萩田啓高係長(44)は「協定を契機に皆さんに積極的にリユース活動に取り組んでもらえたら」と期待する。

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