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テーマ : 森町

森町 名誉町民に書家・杭迫さん 3月創設、第1号

 森町は3月に創設した「森町名誉町民」の称号第1号を、同町出身で日本を代表する書家杭迫柏樹さん(88)=京都市=に贈った。称号贈呈式がこのほど、町文化会館小ホールで開かれた。

太田町長から称号記を受け取る杭迫さん=森町文化会館小ホール
太田町長から称号記を受け取る杭迫さん=森町文化会館小ホール

 杭迫さんは同町森の生まれ。周智高(現在の遠江総合高)卒業までの18年間を地元で過ごした。その後は京都市を拠点に書家として活動を開始し、これまでに日本芸術院賞、京都府文化賞特別功労賞などの受賞歴を誇る。現在も日展名誉・特別会員、日本書芸院名誉顧問といった要職を務めている。
 式典には町関係者80人が出席。太田康雄町長から杭迫さんへ称号記と記念品が手渡された。太田町長は式辞で「町を挙げて末永く顕彰することで、杭迫先生がふるさとを大切に思ってくださる心に応えたい」と述べ、杭迫さんは「森町出身を誇りに生きてきたので、こんなにうれしいことはない。これからも恩返ししていきたい」と感謝を表した。名誉町民制度は、優れた功績を残した住民やゆかりの人物への顕彰を目的に創設した。杭迫さんは書家としての実績に加え、個展の開催や書作品の寄贈などを通じ、同町の教育文化の振興に貢献し続けているとして贈呈を決めた。

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