設立者の偉業「誇り」 森町・遠江総合高生 台湾研修の成果報告
森町の遠江総合高の生徒がこのほど、町役場を訪ね「第1回台湾生徒派遣研修」(8月18~22日)に参加した感想や学習の成果を太田康雄町長に報告した。
研修は同校同窓会の支援事業で、2、3年生計6人が参加した。同校前身の周智農林学校の設立者で、台湾の発展に貢献した鈴木藤三郎のゆかりの地などを巡り、台湾の歴史や文化、日本との友好関係を学んだ。
鈴木が初代社長を務めた台湾製糖の跡地、糖業博物館などを見学。台湾で茶業発展の基礎をつくった藤江勝太郎(森町出身)が初代場長の桃園茶業改良場も訪問した。
参加した岡茜里さん(3年)は「自分の学校を作った人が台湾で偉業を成し遂げていることを学び、誇りを持てた」と話した。太田町長は「今後も積極的に海外に足を運び、経験を今後の人生に生かしてほしい」と呼びかけた。