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テーマ : 御殿場市

「グリーフケア」知って 死産や流産経験者を支援 御殿場でイベント

 静岡県東部で流産や死産を経験した人を支える「グリーフケア」に取り組む団体「マロウ~お空の天使を想(おも)う会」はこのほど、啓発イベントを御殿場市民交流センター「ふじざくら」で開いた。遺族の中には肉親を失った悲しみを周囲に話せず苦しみを抱え込むケースがあるとされ、助産師の永井綾代表(32)は「死産や流産をタブー視せず、話したい人は話せる社会になれば」と期待した。

写真展やマルシェでグリーフケアを広めたイベント=御殿場市民交流センター「ふじざくら」
写真展やマルシェでグリーフケアを広めたイベント=御殿場市民交流センター「ふじざくら」

 イベントでは「みんなのいのち展」と題した写真展とマルシェを行った。写真展の作品は「命を感じる」をテーマに公募した。おっぱいを懸命に飲む赤ちゃんや、つえをついて飼い犬の散歩に出掛ける高齢男性など、命の存在や尊さを感じさせる作品が並んだ。
 マルシェはグリーフケアに賛同する10団体が物品販売やセラピー体験会を行った。おなかの中で亡くなった赤ちゃんに着せる長さ十数センチの服などが展示販売された。
 マロウは昨年2月に発足。死産や流産経験者対象のお話し会、行政や医療関係者向けの勉強会などを開く。

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