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テーマ : 御殿場市

御殿場市、新図書館の設計完成 ハンモックやカフェ設置

 御殿場市は28日、萩原地区に計画している新たな市立図書館の設計が完成したと発表した。鉄筋コンクリートと鉄骨の混構造で2階建て、延べ床面積約3800平方メートル、蔵書数32・4万冊で、子どもが楽しみながら本を読める空間やカフェの設置など市民の要望を多く反映させた。2024年1月の建設工事着工を目指す。

新図書館内のイメージ図
新図書館内のイメージ図


 図書館機能と郷土資料館機能を1階に集約した。開架は一般向け10万冊、児童向け4・8万冊など計16・4万冊、閉架は16万冊の収容能力を持たせる。閲覧席は400席。御殿場の伝統的な古民家で居間を「コマ」と読んだことにちなみ、新聞閲覧や静かな読書、グループ活動など多彩な活動を促すコマ空間(小スペース)を複数設ける。図書館と一体利用が可能なカフェや児童が意見を上げた「ハンモック設置」などを実現する方針で、来館者が学びや体験を楽しみ、つながり合う施設を意識した。
 外観は、同市誕生以前の旧6町村を表現した六角形の屋根が特徴。自然の中で読書ができるデッキテラスや散策路などの整備も計画しているという。
 建設敷地の造成工事はすでに完了している。今後は建設工事の着工に向けて、外構や郷土資料展示の詳細設計を進めるという。26年4月の開館を予定する。
 28日の定例記者会見で勝又正美市長は「地元木材をふんだんに使い、温かさが感じられる。市内外の利用者から親しまれる日本一の図書館ができると期待している」と声に力を込めた。
 (御殿場支局・塩谷将広)

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