富士市立中央病院 10年で医師40人増 市議会委で報告
富士市議会企業会計決算委員会は22日、病院事業について確認した。市側は市立中央病院の医師数が2022年4月現在で113人とのデータを示し、10年で40人以上増えている状況を報告した。
初期研修医や嘱託医を含む人数として、12年の71人と比較した。科目別に見ると、消化器内科(8人)、糖尿病・内分泌・血液内科(7人)、腎臓内科(7人)などで23年度の配置目標を示した経営改善計画の人数を上回っている。
市担当者は「県内外の医大に医師派遣の要望を続けてきたほか、研修医の口コミや指導医の熱意で成果を得ている」(病院総務課)と説明した。10年前は2人だった初期研修医は12人に増えているという。
一方で、外科(10人)や麻酔科(2人)、心臓血管外科(2人)は計画の人数を下回っている。担当者は「計画の目標に達していても、医師不足には変わりはないと認識している。今後もさらなる働き掛けが必要」と話した。