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テーマ : 教育・子育て

清水中生考案 特産「緑米」の大福 町内和菓子店が試作、商品化へ

 清水町の清水中3年生が考案した町の特産品緑米の大福「ゆうスイーツ」の試食会が12日、同校で開かれた。生徒らは同町の和菓子店「和菓子のまめすけ」が試作した大福を味わい、地元の新たな売りになればと願った。

考案した大福「ゆうスイーツ」を紹介する渡部さん=清水町の清水中
考案した大福「ゆうスイーツ」を紹介する渡部さん=清水町の清水中


 生徒は昨秋、地域活性化などを目指して町職員に新たな取り組みとして「ゆうスイーツ」を提言。「まめすけ」が趣旨に賛同し、試作品を手がけた。
 約210人の生徒らが口にし、細川漣さん(15)は「皮が厚めで、あんこの甘さは控えめ。甘いのが苦手な人でも食べられる」とほおばった。レシピを考案した渡部結衣さん(15)は緑米のしょっぱい風味を特徴に挙げ、「自分で作った試作品に比べて、生地の粗さがなく、すごくおいしい。緑米を知ってもらうきっかけになれば」と喜んだ。
 同店の渡辺紳太郎社長が生徒にメッセージを寄せ「お米のことをよく考えているレシピ」と高評価した。
 今後、沼津商高(同町)が取り組みを引き継ぐという。町商工会とも連携し、地元商工業者の優良な商品を推奨、認定する「柿田川こだわりの逸品」として商品化を目指す。
 (東部総局・日比野都麦)

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