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テーマ : 教育・子育て

企業×地域資源 浜松・可美中生“斬新”新事業 浜名湖浄化/まつり屋台アルミ活用

 浜松市南区の可美中はこのほど、地元企業と地域のリソース(資源)を掛け合わせて新たな事業やサービスを提案する取り組みの成果発表会を同校で開いた。県内学校が企業と連携して地方創生や人材育成を目指す「シヅクリプロジェクト」(事務局・一般社団法人シヅクリ)の一環。2年生の約130人が参加した。

企業関係者の前で考案したプランを発表する生徒=浜松市南区の可美中
企業関係者の前で考案したプランを発表する生徒=浜松市南区の可美中


 四つのクラスごと浜松いわた信用金庫、ヤマハ発動機、エンケイ、中部電力パワーグリッドの4社と組み、7月から少人数グループに分かれて地域の探求活動を始めた。発表会では各社の担当者の前で、協力して練り上げたプランのプレゼンテーションに臨んだ。
 ヤマハ発動機と連携したクラスの一部グループは、電動アシスト自転車や浄水装置を活用して、浜名湖の生物鑑賞に加えて美化や水害対策につながる試みを提案。アルミホイール製造エンケイのグループは、まつりの屋台をアルミに置き替え、安定感や耐久性を高めるプランを発表した。
 プレゼンは各社がリソースの活用力、地域への貢献度、企画力をポイントに審査。質問や講評を行い、優秀なグループを選んだ。
 「エンジン」と名付けられた同プロジェクトは本年度、県内の中高27校で実施し、企業22社が参加している。
 (浜松総局・山本雅子)

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