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テーマ : 教育・子育て

大学共通テスト2025年再編 科目変更、時間延長…「年間で計画的な学習を」

 多くの大学の入試で利用される大学入学共通テストは2025年から、教科に「情報」が加わるほか、科目変更や試験時間の延長などがあり、様変わりする。静岡、愛知を中心に展開する佐鳴予備校の静岡駅前校(静岡市葵区)高等部で指導する三木喜裕教室長は、志望校の受験に必要な科目と配点を確認した上で「年間で計画的に学習を進める必要がある」と指摘する。
2025年大学入学共通テストの概要三木喜裕さん
 教科・科目の再編は、22年度に新学習指導要領が実施されたことに伴う措置。これまでの6教科30科目から7教科21科目に変わる。いずれもグラフや資料を多用し、学習知識を実用的に使いこなす力が試される。
 大学入試センターによると、共通テストの受験者は少子化などにより年々減少し、24年は約45万人だった。一方で、テストは「内容が濃く、教科ごとのハードルは高くなっている」と三木さん。「(20年までの)センター試験は2次試験の“練習”のような感覚もあったかもしれないが、共通テストはしっかり対策すべき」と話す。

 現代文 問題追加
 国語と「数学2、数学B、数学C」はそれぞれ大問が増え、試験時間は10分長くなる。毎年受験生から「文章が長く、時間が足りなかった」と声が上がるという国語は、現代文の問題が追加される。三木さんは「かなり苦しくなるだろう」とみて現代文以外の古文、漢文での正答率を高めることを勧める。「後になって『まずい』となりがちなのが古典。単語や文法の習得など、英語と同じ感覚で勉強を進めて」

 英語の長文化
 英語リーディングの総語数は10年前の約1・5倍の6千語超にふくらみ、長文化している。三木さんによると、一般的な高校生の英語の読解速度が1分間に75語であるのに対して、共通テストで十分な解答時間を確保するためにはネーティブの中学生レベルという150語程度の速読力が求められる。単語と文法の習得を継続しつつ、スキャニング(拾い読み)して要点を理解できるよう演習を繰り返すのが肝要という。

 「情報」の扱い
 新たに追加される「情報」は、その扱いを今後公表する大学もあり、出題内容もつかみにくい。既に公表している国立大などでは、必須としながら配点が低いケースもある。理科と地理歴史は試験直前にようやく高校の授業で出題範囲を終えることもあり、「まずは2次試験の主要科目でもある国語、数学、英語で苦手を残さないようにすることが大切」。学校の定期テストの成績が安定したら全国模試に挑戦してみるなど「自分の学力に合わせて細かな目標設定し、志望校を目指してほしい」とアドバイスする。
 (教育文化部・鈴木明芽)

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