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テーマ : 教育・子育て

高校入試 共通枠の学校裁量拡大 学力、調査書の比重は各校で 静岡県議会定例会

 池上重弘教育長は高校入試について、学力検査と調査書(内申書)の比重を学校ごとに決められる共通枠の裁量を拡大する方針を示した。高校の特色化につなげる狙いで、早ければ2026年度に実施する入試からの適用を目指す。田内氏への答弁。
 現在の全日制の一般選抜は、学力検査と面接、調査書の結果で選抜する「共通枠」と、各高校が独自に重視する観点を定める「学校裁量枠」がある。県教委はこれまで共通枠のうち合格者の65~85%は、学力検査と調査書の9教科評定(内申点)で選抜すると定めていた。残りの合格者は調査書と面接、全選抜資料の総合的評価の2段階で選抜していた。
 共通枠で学力検査を重視するか、調査書と面接を重視するかの各校の違いを出しやすい制度に変更し、学校の特色をPRできるようにするという。
 県教委は高校入試制度について22、23年度、有識者による検証委員会で検討してきた。池上教育長は「多様かつ分かりやすい評価の仕組みの構築に努め、時代の変化を踏まえた制度の改善を進めていく」と答えた。
 (政治部・大沼雄大)

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