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テーマ : 教育・子育て

小中教員8割「携わりたくない」 部活動の地域移行で浜松市調査 保護者6割は加入希望

 浜松市教育委員会は29日、小中学校における休日の部活動の地域移行に関する実態調査の概要を中区の市教委で開いた第2回地域クラブ活動協議会で報告した。児童、生徒、保護者、教員らに対する調査で、保護者の約6割は休日の部活動が地域クラブ活動になった場合、子どもの加入を希望すると回答した。一方で教員の約8割は地域クラブ活動の運営にも指導にも携わりたくないと回答した。

 小学校4年生から中学2年生の児童・生徒と保護者、教員、吹奏楽連盟加盟団体などの学校関係者約6万1千人が回答した。土、日、祝日の部活動が地域クラブ活動になった場合、参加を希望するのは小学生、中学生ともに約50%。参加したい活動は小学生がサッカー、中学生がソフトテニスが最多だった。一方で保護者の最多は小学生がバスケットボール、中学生がソフトテニスだった。
 指導者の希望は児童、生徒、保護者のいずれも「技能を向上させてくれる人物」「競技等の資格を保有している人物」「楽しむことを優先してくれる人物」が「教員」を上回った。
 教員に対する調査では、53%が部活動顧問への負担を感じ、最多の理由として時間的拘束が挙げられた。
 回答についての分析と詳細の公表は今後、市のホームページなどで行われる。
 (浜松総局・松浦直希)

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