2025年度に統合 原田小と原谷小 掛川市
掛川市教育委員会は14日夜、2025年4月に原田小(同市原里)を原谷小(同市本郷)に統合すると明らかにした。原野谷中(同市寺島)を加えた小中一貫校整備に先立ち、2小学校を再編する。少子化で複式学級が発生することを見越した対応。
小中一貫校整備に向けた検討委員会の初会合で示し、地域住民代表が了承した。市教委によると、児童数は原田小が55人、原谷小は220人。24年度にスクールバスの準備やカリキュラムの調整、原谷小の校舎改修などを進める。
原野谷中学区では、28年4月の開校を目指して、小中学校が同一校舎に入る施設一体型の小中一貫校整備に向けた準備が進む。市と市教委は、原野谷中校区を皮切りに市内全9中学校区単位で再編する方針。
検討委の初会合では、亀井暁子静岡文化芸術大デザイン学部教授が委員長に就き、新設校で取り入れたい理念や活動などについて意見交換した。建設地に関しては、事務局側が現在の原野谷中の敷地再整備を含む複数案を提示した。24年1月中旬の会合で決定する。