３／１０００でトマト食育表彰 なかいず認定こども園 親子での学び”評価 伊豆市
伊豆市のなかいず認定こども園が、食品メーカーのカゴメ主催のトマトを使った食育事業「りりこわくわくプログラム」で、全国約千校・園の中から特に優秀な取り組みをした３校・園の一つとして表彰された。年長児による園内外での栽培に加え、収穫後に自宅に持ち帰って親子で食育を行ったことなどが評価された。２６日、オンライン授賞式が園内で開かれた。
同園は昨年度もプログラムに参加した。その様子を見ていた本年度の年長児がトマトに興味を持って図鑑で調べるなどしていたことから、連続参加を決めた。昨年５月に栽培を始め、体験を忘れないようにするために紙に書き記した。６月にトマトが病気になった際は原因と対処法を調べ、病害虫を防ぐとされる「コンパニオンプランツ」としてトマトの苗の隣に植えられたニラと比べるなど、生育の違いにも理解を深めた。
園児は７、８月に収穫を体験し、トマトカレーなどを調理した後、余ったトマトを１人３個ずつ持ち帰った。保護者に園での栽培活動を伝えながら、そのまま食べたり、ピザやパスタに入れたりして味わった。保護者に調理の際の子どもとのエピソードを記録してもらい、まとめたものを同園の玄関に展示した。
授賞式では代表園児が記念の盾を受け取った。大川愛梨ちゃん（６）は「野菜を作るのは大変だと分かった。大事に食べようと思った」と笑顔で話した。飯田重信園長は「食べ物を届けるために頑張っている人がいるという食の大切なことを学ぶ良い機会になった」と学習の成果を語った。
（大仁支局・小西龍也）
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