浜松西高「新ソング」制作 創立100周年 作詞作曲へ本格始動
浜松西高(浜松市中央区)創立100周年記念事業実行委員会は、事業の一環で「新スクールソング」を制作する。作詞作曲を担当するOBで作曲家の佐藤賢太郎さん(42)がこのほど、同校を訪れ、生徒会役員ら生徒9人とミーティングを行った。
同校の「応援歌」を新たにスクールソングに生まれ変わらせようと、オーケストラ曲や合唱曲の作曲編曲をはじめ、人気ゲーム「ファイナルファンタジー」などゲーム音楽の編曲でも知られる佐藤さんに曲作りを依頼した。
佐藤さんは事前に全校生徒に向け、曲に入れたい言葉などのウェブアンケートを実施。ミーティングでは吹奏楽部や弦楽部の活動状況や、音楽授業の様子などを直接聞き取り、曲のイメージを膨らませた。
新型コロナの影響で、学校の音楽に変化が起こっていることを感じたという佐藤さんは「生徒は学校のことを大切に思っている。野球の応援以外でも、体育祭などイベントで使えるような曲にしたい」と話し、「西山台」など同校を代表する言葉を歌詞に入れたり、「サッカーの応援の延長線上」(佐藤さん)のような曲調にしたりするなど現在のプランも明かした。
生徒会長の井口菜央さん(2年)は「100周年という貴重な機会で、西高を代表する新たな曲を聞けることは楽しみ」と話した。スクールソングは11月14日の記念式典でお披露目される。