赤ちゃんと触れ合い、子育て学ぶ 静岡市駿河区・豊田中で交流会
静岡市駿河区の豊田中で22日、市内在住の乳幼児親子との触れ合いで子育ての実情や命の尊さを学ぶ交流会が開かれた。家庭科の授業の一環で、3年生約30人が0~3歳児や保護者と手遊びなどを通して交流を楽しんだ。
生徒は乳幼児の母親や保健師らの助言を受けながら、赤ちゃんの抱き方やあやし方を教わった。母親が夜泣きなど育児の大変さについて説明すると、生徒は真剣な表情で聞き入った。交流会の最後には、乳幼児親子に家庭科の授業で手作りしたおもちゃをプレゼントし、感謝を伝えた。
3年の石川智美さん(15)は「子育ては『かわいい』だけではない苦労が多くあることが分かった。親が自分にかけてくれた愛情を改めて感じた」と話した。
交流会は同校と豊田児童館、南部保健福祉センター、駿河区地域福祉推進センターの共催。
(社会部・薬袋貴信)