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テーマ : 教育・子育て

能力を測る五つの尺度(飯田道郎/伸芽会教育研究所所長)【未来につなげる幼児教育③】

 幼児の能力がどの程度育っているかを測るには、まず発達段階という物差しを知る必要があります。これは何歳くらいでどんな能力が発揮できるかという目安です。

イラスト・ゆめの
イラスト・ゆめの

 例えば1歳では歩き始めたり言葉を覚えたり、3歳では自立心や自分をコントロールする力が身に付くとされています。文部科学省は、幼児期の終わりまでに育ってほしい資質や能力を「10の姿」として示し、「協同性」「思考力の芽生え」「言葉による伝え合い」などを挙げています。
 幼児期には、五感を使って具体的に物に触れる体験を通じて、知識や抽象・論理的な思考につなげていくという積み上げが必要です。これは日々の生活の中で「学ぶ」ということ。生活や遊びの中にこそ、気付きのきっかけがあるのです。
 ただし保護者は、わが子がどれだけこの学びを積み上げていてどんなレベルにいるのか、なかなか実感できません。
 私が勤める伸芽会では、家庭で幼児期の子どもの力を測る尺度として「五つの力」を提唱しています。これらは「見る」「聞く」「話す」「考える」「行う」です。具体的には▽周囲の事柄に興味・関心を持って「見る」▽相手の声や周囲の音に興味をもって「聞く」▽あいさつをする、自分の疑問や考えを「話す」▽体験や情報を整理して「考える」▽周囲の人の気持ちを受け止め、自分のしたいこと、やるべきことを「行動」に移す-です。これらの力を親子の触れ合いの中で意識することで子どもの成長を感じられると思います。
 次回からは、発達段階を踏まえた年齢別の能力を示します。
 (飯田道郎・伸芽会教育研究所所長)

 【図表】イラスト・ゆめの

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