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テーマ : 教育・子育て

思い出のランドセル 1年生の背中に リユース事業開始 浜松市中区・曳馬社協

 浜松市中区の曳馬地区社会福祉協議会が創立20周年を記念し、同地区を対象にランドセルのリユース事業を開始した。使わなくなったランドセルを譲り受け、同地区の希望する新1年生に届ける取り組み。「6年生の背中から1年生の背中へ、地区内でランドセルをつなぐリレーに参加してほしい」。同社協はこんな思いを込めて、協力者や利用希望者を募っている。

ランドセルのリユース事業をPRする曳馬地区社会福祉協議会のメンバーら=浜松市中区の曳馬協働センター
ランドセルのリユース事業をPRする曳馬地区社会福祉協議会のメンバーら=浜松市中区の曳馬協働センター


 小学校卒業後、家に眠ったままになっているランドセルを有効活用し、福祉のまちづくりにつなげようと企画した。口コミレベルで協力を呼びかけたところ、現時点で十数個が集まった。若干の傷はあるものの、きれいな状態を保っているものばかり。再利用する際は、さらにクリーナーやワックスなどで整備し直した上で引き渡す。
 同社協は11日に曳馬協働センターで開かれたセンターまつりで日用雑貨や衣類などのバザーを実施し、事業をPR。バザーの収益はランドセルの整備費に活用するという。センターまつりやバザーは12日も行う。
 同社協の鈴木芳次会長は「『もったいない』という思いから始まった取り組み。来年度以降も継続して取り組んでいく」と話す。問い合わせは担当の鈴木とし子さん<電090(5606)5612>へ。
 (浜松総局・宮崎浩一)

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