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テーマ : 教育・子育て

藤枝など「道の駅」 簡易授乳室を改良 利用者不安受け施錠扉

 日本道路建設業協会はこのほど、道の駅に寄贈している段ボール製の簡易設置型授乳室を改良したと発表した。出入り口をカーテンでふさいでいたが、「施錠できないと不安」と訴える利用者の声を受け、新たに施錠できる扉を付けた。本年度中に藤枝市の「宇津ノ谷峠上り」など全国43施設へ届け、寄贈済みの7施設の授乳室も改良できるという。

改良版の段ボール製の簡易設置型授乳室
改良版の段ボール製の簡易設置型授乳室

 協会によると、授乳室は幅約1メートル、奥行きと高さ約2メートルで強化段ボールを使用。子育て支援の一環として、授乳室が整備されていない道の駅を優先し9月から寄贈を始めていた。ただ交流サイト(SNS)に不安の声が寄せられた。
 改良版は、スライド式の鍵が付いた扉のほか、施錠の有無で在室状態が分かる仕掛けを施した。壁を50センチ高くできる追加パネルも用意。天井設置を求める声もあったが、消防法規定の兼ね合いから見送った。
 道の駅側も運用を改善する。防犯のため従業員の目につきやすい場所に置き、定期的な清掃と消毒に努める。

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