テーマ : お酒・ビール

スイーツに合う発泡酒誕生 富士宮の洋菓子店と醸造所タッグ カカオ香り♪心地よい苦み

 富士宮市弓沢町の「お菓子と珈琲 赤池商店」と同市大鹿窪の「フジヤマハンターズビール」がタッグを組み、「カカオとミントのおかしなビール」を製造した。洋菓子店と醸造所という異分野が連携し、心地よい苦みが特徴の菓子に合う一杯を開発した。

共同開発した発泡酒を楽しむ赤池さん(右)と深沢さん=富士宮市内
共同開発した発泡酒を楽しむ赤池さん(右)と深沢さん=富士宮市内

 新商品はゴールデンスタウトスタイルの発泡酒で、カカオとコーヒーの香ばしい香りが漂う。口に入れた瞬間はシトラス系の味わいが主張し、後からホップとミントの爽やかさが鼻を抜ける。スパイスの効いた料理やチョコレートなどのスイーツとの相性が良いすっきりとした味わいに仕上げた。
 開発は2月中旬、赤池商店バリスタ兼クラフトチョコ担当の赤池拓さん(40)の提案で始まった。大のビール好きという赤池さんは「店の商品に合うオリジナルのビールを作りたい」と、ハンターズビールの深沢道男代表(50)のところに自身が焙煎(ばいせん)したカカオとコーヒー豆を持ち込んだ。深沢さんは「赤池さんのすごい熱量を受け取った」と快諾し、試作なしの一発勝負で完成させた。
 お披露目イベントを21日、同市宮町の浅間大社タップルームで開く。新商品が味わえるほか、ビールに合うパフェやクッキーなどを提供する。赤池さんは「異分野の専門知識を合体させた特別な味わいを楽しんでほしい」と話した。

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