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欧州EV 分解部品を展示 次世代自動車センター浜松 調査活動の報告会

 浜松地域イノベーション推進機構の次世代自動車センター浜松は22日、欧州製の最新EV(電気自動車)を活用した車両分解調査の活動報告会を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。次世代自動車に搭載する部品試作や工法開発に役立ててもらうのが狙い。県内外の100社から技術担当者ら約170人が参加した。

分解したEV車両の車体骨格や部品に見入る参加者=22日、浜松市中区のアクトシティ浜松
分解したEV車両の車体骨格や部品に見入る参加者=22日、浜松市中区のアクトシティ浜松

 車両はフォルクスワーゲン(VW)の「ID.3」。望月英二センター長が講師を務め、2021年度から進めてきた分解調査のうち、22年度重点的に実施した熱マネジメントシステムと車体を中心に、構成部品や構造の特徴を説明した。
 エンジンの排熱が使えないEVでは、航続距離を伸ばすため、空調などの効率の良い熱管理が重要視されている。会場には分解部品や車体骨格が展示され、受講者が熱心に説明パネルに見入ったり、写真に収めたりした。望月センター長は「報告資料や展示を参考に、固有技術に磨きをかけ、取引先への提案につなげてほしい」と呼びかけた。
 同センターは現在、中国製EVの分解も進めている。

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