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F35エンジン整備拠点を運用 防衛省、IHI工場で

 防衛省は29日、東京都瑞穂町のIHI瑞穂工場で、航空自衛隊が保有するF35Aステルス戦闘機のエンジン整備拠点を30日から運用すると発表した。エンジンの分解や検査を伴う整備や改修に当たる。
 F35Aは米ロッキード・マーチン製で、空自の主力戦闘機として2018年から配備が始まった。20年には、愛知県の三菱重工業小牧南工場で機体整備拠点が運用開始。防衛省は今回の瑞穂工場稼働で、F35支援体制の充実や防衛産業の基盤維持、日米関係の強化につながると強調している。
 防衛省によると、空自は今年4月末時点でF35Aを33機保有。今後、垂直離着陸ができるB型と合わせ、計147機を調達する計画だ。
 F35の整備拠点を巡っては、米政府が14年、アジア太平洋地域で日本とオーストラリアに置くと決定していた。

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