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高温になりエンジン爆発か JAXAの小型ロケット

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は31日、小型固体燃料ロケット「イプシロンS」の2段目エンジン燃焼試験中に生じた爆発は、エンジンを覆うモーターケース(圧力容器)が高温になって破壊された可能性が高いと明らかにした。圧力容器内にある燃料の異常燃焼や、容器と燃料の間にある断熱材の断熱不良が原因とみられる。

爆発後に残された「イプシロンS」のエンジン取り付け設備=7月14日、秋田県能代市(JAXA提供)
爆発後に残された「イプシロンS」のエンジン取り付け設備=7月14日、秋田県能代市(JAXA提供)
爆発で壊れた能代ロケット実験場の真空燃焼試験棟=14日午後、秋田県能代市
爆発で壊れた能代ロケット実験場の真空燃焼試験棟=14日午後、秋田県能代市
爆発後に残された「イプシロンS」のエンジン取り付け設備=7月14日、秋田県能代市(JAXA提供)
爆発で壊れた能代ロケット実験場の真空燃焼試験棟=14日午後、秋田県能代市

 文部科学省の有識者会合で報告した。爆発前に圧力容器が強度を維持できる許容温度を超えた可能性があり、JAXAは燃料と圧力容器の設計、製造、組み立てに問題がなかったかを調べる。
 燃焼試験は7月14日、秋田県の能代ロケット実験場で実施。エンジンを覆う圧力容器の圧力が点火約20秒後から予測より高くなり、約57秒後に爆発した。爆発直前の圧力は、想定した耐圧性能の範囲内に収まっていたことが確認されている。

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