テーマ : お酒・ビール

韓国の関心に応え日本酒講座 公報文化院長イベントPR

 【ソウル共同】日韓往来が再び活性化し日本酒への関心も高まる韓国で、日本大使館の中條一夫公報文化院長がその魅力を伝える講座を開いている。新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりに7月末に開催される「ソウル酒フェスティバル」に向けたPRの一環。4月から毎月1度の計4回で、定員20人超の会場は毎回満席の盛況ぶりだ。

日本酒の説明をする在韓日本大使館の中條一夫公報文化院長=27日、ソウル(共同)
日本酒の説明をする在韓日本大使館の中條一夫公報文化院長=27日、ソウル(共同)

 中條氏は、利き酒師の資格を持つ本格派。6月27日夕、ソウル市の日本酒バーで開かれた第3回では、焼酎や泡盛を含む酒造りの地域性や味の特徴、料理との相性を韓国語で解説し「あらゆる地域が酒の名産地。ぜひ『自分にとっての名産地』を見つけて」と語った。
 東京電力福島第1原発の処理水放出計画を巡り韓国で否定的な情報があふれる福島県についても、県産の日本酒が鑑評会で例年好成績を収めていることを紹介した。
 ソウル市の会社員、宋承煥さん(30)は「新潟が有名とは知っていたが、次に日本へ行く時はその地域の酒を飲みたい」と語った。仁川市の会社員、朴智賢さん(37)は「焼酎の材料、飲み方の多様さを実感できて興味深かった」と話した。

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