テーマ : お酒・ビール

個性が“化学反応” 共同でビール開発 富士・起業家講座で出会った3人 醸造担当、煎茶道講師、デザイナー 紅茶とブルーベリー香る

 富士市の起業家育成事業「まちなか創業塾」を本年度に受講した3人が共同でクラフトビールを開発し、19日に発表会を同市吉原の「14ゲストハウスマウントフジ」で開いた。異なる分野の3人が、中心市街地で事業を展開しようと塾で出会い、フルーティな1杯へと〝化学反応〟を起こした。

開発したビールを紹介する(左から)望月さん、宮脇さん、牧田さん=富士市
開発したビールを紹介する(左から)望月さん、宮脇さん、牧田さん=富士市

 新商品はアルコール度数5・5%のセゾンスタイル。クラフトビール製造販売を目指す宮脇浩樹さん(28)が醸造を担った。煎茶道講師の望月希美さん(38)の意見で、県内産の紅茶「べにふうき」とブルーベリーを加え、香りを際立たせた。デザイナーの牧田美菜子さん(34)がラベルデザインを手がけた。
 3人は昨年10月から同塾で各自の事業計画を磨いた。互いに計画の欠点を指摘し合ううちに友情が芽生えたといい、学んだ成果を形にしようと手を組んだ。
 事業の始まりを記念して、商品名は着火を意味する「イグニッション」と付けた。3人は「各自の業界で活躍し、誰かの心を動かせるようになりたい」と、それぞれの個性が懸け合わさったビールを手にうなずき合った。

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