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侵攻作戦にプリゴジン氏「貢献」 プーチン大統領、“愛国者”強調

 ロシアのプーチン大統領は24日、6月に反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が搭乗機の墜落で死亡したと認め、ウクライナ侵攻作戦で「共に戦った」ワグネルの貢献を評価した。“愛国者”の側面を強調し、墜落を政権側による「抹殺」と疑うプリゴジン氏支持者らの不満に配慮したとみられる。

24日、モスクワのクレムリンでウクライナ東部ドネツク州の親ロ派行政府トップと会談したプーチン大統領(ロシア大統領府提供、タス=共同)
24日、モスクワのクレムリンでウクライナ東部ドネツク州の親ロ派行政府トップと会談したプーチン大統領(ロシア大統領府提供、タス=共同)

 プーチン氏はモスクワのクレムリン(大統領府)で、ワグネルが制圧に関わった要衝バフムトを抱えるウクライナ東部ドネツク州のロシア側行政府トップ、プシーリン氏と会談。同じサンクトペテルブルク出身のプリゴジン氏とは「1990年代初めから知っていた」仲だとし、「重大な過ちもあった」とする一方、「自分のためだけでなく私との共通の仕事でも、必要な結果を得ようと努力した」と持ち上げた。
 また、アフリカで石油や天然ガス、希少金属の採掘に関わり「昨日(23日に)帰国したばかりだった」と述べて、経済人としての才能も指摘。墜落原因の綿密な調査が行われると強調した。
 ワグネル関係者が管理するとみられる通信アプリは24日、ロシア各地で市民によるプリゴジン氏追悼の動きが出ていると投稿。ワグネル所有の小型機には常に念入りな保安検査が行われていたと指摘し、突然の墜落に疑問を示した。(共同)

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