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GI認定 静岡県清酒ロゴ完成 海外での消費拡大目指す

 静岡県内28の全ての蔵元が加盟する県酒造協同組合はこのほど、昨年11月に地理的表示(GI)制度に認定された本県の清酒のロゴマークを公表した。認定された清酒の瓶に貼り付け、主に海外での消費拡大を図る。
GIのロゴを披露した県酒造協同組合の望月正隆理事長(左)と清信一副理事長=県庁
 ロゴマークは全国から公募で集めた126点から、山形県の男性のデザインを採用。日の丸に見立てた背景に、富士山と酒米、波のイラストが描かれている。本年度中にGI管理運営委員会が認定酒の選定を行い、4月ごろからロゴ入りの清酒を販売する。
 望月正隆理事長と清信一副理事長らが県庁を訪れ、川勝平太知事にお披露目した。望月理事長は「海外でいっそう静岡の酒の素晴らしさを知ってもらう契機になる」と期待を込めた。
 GIは、生産方法や気候などの特徴が品質の特性に結びついている産品を国税庁が登録し、保護する制度。酒類の指定は県内初で、都道府県単位では9件目。生産基準として、県内の水のみを使用することや発酵に「静岡酵母」を用いることなどを定めている。
川勝平太知事にGIのロゴを披露した県酒造協同組合の望月正隆理事長(中央)と清信一副理事長(右)=17日午前、県庁

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