テーマ : 袴田さん「再審」 最後の砦

袴田ひで子さん91歳に 「裁判 早く終わって」

 現在の静岡市清水区で1966年に一家4人を殺害したとして死刑が確定し、静岡地裁でやり直しの裁判が行われている袴田巌さん(87)の姉ひで子さんが8日、91歳の誕生日を迎えた。浜松市中央区の自宅で食事会が開かれ、袴田さんと支援者から祝福を受けた。

袴田巌さんや支援者らから祝福を受ける姉ひで子さん(右)=8日午後、浜松市中央区
袴田巌さんや支援者らから祝福を受ける姉ひで子さん(右)=8日午後、浜松市中央区
91歳の誕生日を迎えた袴田巌さんの姉ひで子さん=8日午後、浜松市中央区
91歳の誕生日を迎えた袴田巌さんの姉ひで子さん=8日午後、浜松市中央区
袴田巌さんや支援者らから祝福を受ける姉ひで子さん(右)=8日午後、浜松市中央区
91歳の誕生日を迎えた袴田巌さんの姉ひで子さん=8日午後、浜松市中央区

 裁判は5月に結審する方向で調整が進んでいる。ひで子さんは「裁判が終わると、とてもいい1年になると思う。肩の荷が下りる。早く終わってほしい」と願った。
 部屋は誕生日を祝うきらびやかな装飾が施され、支援者からセーターや花束、くつ下などのプレゼントを受け取った。袴田さんからは、かわいらしいピンク色のクマのぬいぐるみが手渡された。クマについて袴田さんは「力がある」と言い、ひで子さんは「かわいらしくていいね。とてもうれしい」とほほ笑んだ。
 袴田さんは、「戦いにおいて姉は味方」といい、報道陣の元気でいてほしいかという質問には「頑張ってもらいたい」と話した。ひで子さんは「裁判が終わるまでは健康を維持して、頑張るのみ」と声に力を込めた。
 次回の再審第8回公判は14日に開かれる。

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