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特集 : 袴田巌さん

高検、袴田弁護団に反論 差し戻し審 意見書提出

 旧清水市(静岡市清水区)で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん(85)の第2次再審請求審で、東京高検は30日、みそ漬けされた血痕の色の変化に関する弁護団への反論意見書を東京高裁に提出した。関係者への取材で分かった。
 高裁で続く差し戻し後の即時抗告審は、袴田さんの犯行着衣とされる「5点の衣類」が現場のみそタンクに入れられた時期が焦点。弁護団は衣類の血痕に赤みが残っているのは不自然として、事件から1年2カ月後の発見直前に入れられた捏造(ねつぞう)された証拠だと訴えている。
 高検は意見書で、血痕が黒色化する要因の一つとして弁護団が挙げた化学反応「メイラード反応」について、専門家の見解を踏まえ「赤みを失わせるような褐変を伴うメイラード反応が進行していたとは認められない」と指摘。このため「同反応により5点の衣類の血痕に赤みが全く残らないはずだとは認められない」と主張した。
 一方、弁護団関係者は反論意見書について「われわれの実験では(どのような条件下でも4週間から半年ほどで)血痕が黒くなる。その事実への反論になっておらず、意味がない」と受け止めを語った。

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