テーマ : 袴田さん「再審」 最後の砦

「一日も早く自由の身に」 袴田さん救援議連 都内で集会

 一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん(86)の再審開始の可否を巡る東京高裁の決定が迫る中、袴田巌死刑囚救援議員連盟は6日、衆院第1議員会館で集会を開いた。与野党の国会議員ら約20人が出席し、袴田さんの姉ひで子さん(90)を前に「一日も早く袴田さんが自由の身になれるよう頑張りたい」と決意を新たにした。

集会であいさつする救援議連の塩谷立会長(右から2人目)。右隣は袴田さんの姉ひで子さん=6日午後、東京都内
集会であいさつする救援議連の塩谷立会長(右から2人目)。右隣は袴田さんの姉ひで子さん=6日午後、東京都内

 支援団体は議連の塩谷立会長(衆院比例東海)に対し、斎藤健法相宛ての要請書を手渡した。要請書は、東京高裁が再審開始を認めた場合は検察官に特別抗告を断念させるよう、請求を棄却し死刑と拘置の執行停止を取り消した場合には釈放状態を維持するよう、指揮権の発動を求めている。
 ひで子さんは「あともう1週間。開けてみなけりゃ分かりませんが、再審開始をひたすら願っている」と述べ、弁護団の小川秀世事務局長がオンラインで再審請求審の経過を説明した。
 県内関係では他に、深沢陽一氏(衆院静岡4区)、源馬謙太郎氏(衆院静岡8区)、平山佐知子氏(参院静岡選挙区)が出席した。
 東京高裁は13日午後に再審開始の可否を決定する。

 

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