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ニューイヤー駅伝出場 大川選手(伊豆市出身) 闘志の年末 「力強い自分 取り戻す」

 2024年元日に群馬県で行われる全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で、プレス工業(神奈川県)チームに伊豆市雲金出身の大川歩夢選手(22)がエントリーされた。東京都内で12月に行われた日本選手権1万メートルでは、27分45秒55と日本記録に迫るタイムで6位入賞を果たし、調子も上昇。大川選手は「インパクトを与えるレースがしたい」と意気込む。

2021年の県市町対抗駅伝で力走する大川選手(右)=静岡市清水区
2021年の県市町対抗駅伝で力走する大川選手(右)=静岡市清水区


 大川選手は伊豆中央高(伊豆の国市)で本格的に陸上競技を始めた。東京経済大(東京都)に進学し、陸上部として21年1月、箱根駅伝に関東学生連合のメンバーで出場した。6区の山下りを任され、参考記録ながら区間14位と力走した。同年12月には静岡県市町対抗駅伝にも出場し、伊豆市チームのアンカーとして、チームの敢闘賞につなげた。
 大学卒業後の今年4月、プレス工業に入社し、競技を続ける。11月の東日本実業団対抗駅伝には1区で出場し、1位と4秒差の4位でたすきをつないだ。デビュー戦でプレッシャーもあったというが「本番は自分の力通りの走りができ、良い流れをつくることができた」と振り返った。
 ニューイヤー駅伝の最終エントリーは30日に発表される。大川選手は「けがで苦しい時期もあったが、夏以降は練習を重ねてきた。力強い自分を取り戻したい」と闘志を燃やす。
 (大仁支局・小西龍也)

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