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土肥・松原公園 津波避難施設 「テラッセオレンジトイ」に 伊豆市発表

 伊豆市は19日、土肥地区で建設中の松原公園津波避難複合施設の名称が「Terrasse Orange toi(テラッセオレンジトイ)」に決まったと発表した。

津波避難複合施設の完成イメージ図
津波避難複合施設の完成イメージ図
伊豆市土肥で建設中の津波避難複合施設の名称を発表する菊地豊市長(右)と小石奈々絵さん(左)=同市役所
伊豆市土肥で建設中の津波避難複合施設の名称を発表する菊地豊市長(右)と小石奈々絵さん(左)=同市役所
津波避難複合施設の完成イメージ図
伊豆市土肥で建設中の津波避難複合施設の名称を発表する菊地豊市長(右)と小石奈々絵さん(左)=同市役所

 名称の原案を考えたのは小石奈々絵さん(41)=同市土肥=。小石さんによると、「テラッセ」には絶景を楽しめるテラスや「伊豆市の未来を照らせる」という意味を込めた。「オレンジ」は土肥の海に映る夕日をイメージした。名称は土肥の方言と響きが似ていて、地元の人から親しまれるようにしたのもポイントという。
 同市が6月に実施した名称公募で全国から214件が寄せられた。名称選考部会による候補の絞り込み、市民と観光客の投票による審査を実施した結果、小石さんの原案が選ばれ、この名称に最終決定した。
 小石さんは「人口が少なくなる地域だが、施設と共に土肥が明るい地域になってほしい」と思いを語った。菊地豊市長は「伊豆市から津波に向き合う地域が増えてくれたら」と期待を寄せた。
 同施設は来春に運用開始予定。観光機能を併せ持つ全国初の津波避難タワーで、土肥海岸に面した松林の一角に整備している。鉄骨造り4階建て、高さ18・8メートル。1階が物販の店舗、2階がフリースペース、3階に飲食店が入り、4階が展望スペースになる。
 (大仁支局・小西龍也)

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