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下田街道 歴史学ぶ 伊豆の書店で5回講座スタート

 伊豆市柏久保の長倉書店はこのほど、全5回の講座「伊豆を学ぶ」の初回「下田街道沿いの歴史を学ぶ」を同書店で開いた。東アジア文化都市である静岡県の地域連携プログラムの一環。

NPO法人伊豆学研究会の橋本理事長が講師を務めた講座「下田街道沿いの歴史を学ぶ」=伊豆市柏久保の長倉書店
NPO法人伊豆学研究会の橋本理事長が講師を務めた講座「下田街道沿いの歴史を学ぶ」=伊豆市柏久保の長倉書店

 市内外から21人が参加。NPO法人伊豆学研究会の橋本敬之理事長(70)が講師を務め、下田街道(三島―下田)沿いの集落について歴史的エピソードや習俗などを点描した書籍「下田街道の風景」を参考に講義した。長年の伊豆研究で集めた各種史料などに基づいて、各地の産業や伝説、暮らしぶりを紹介した。下田街道周辺には金山が数カ所あったといい、「当時は坑道が短くて奥まで行けなかった」と説明した。
 下田街道は伊豆半島のほぼ中央を貫く約70キロの道。途中の天城山系が難所となり、陸路による南北の交通が盛んになったのは江戸時代になってからだという。
 講座の第2回「伊豆文学と女性」は30日午後2時から同書店で開かれる。創価大大学院の石丸憲一教授が講師を務め、伊豆文学に登場する女性に焦点を当てて講義する。参加費は1100円。問い合わせ、申し込みは同書店<電0558(72)0713>へ。

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