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伝統和紙普及拠点 専用駐車場を整備 伊豆・修善寺

 伊豆市修善寺の伝統和紙「修善寺紙」の伝承、普及取り組む地元有志の「修善寺紙を再現する会」はこのほど、活動や体験の拠点「紙谷和紙工房」(同市)の専用駐車場の整備を完了した。紙の原料となるミツマタの苗木も植樹し、来訪者に和紙の里のシンボルとしてアピールする。

整備が完了した「紙谷和紙工房」の専用駐車場。周囲にはミツマタの苗木も植えた=伊豆市修善寺
整備が完了した「紙谷和紙工房」の専用駐車場。周囲にはミツマタの苗木も植えた=伊豆市修善寺

 同会は「伝統ある修善寺紙の継承へ支援を」と、昨年にクラウドファンディングで駐車場整備やミツマタ植樹の資金を募った。目標額75万円を上回る約100万円が、市内外の約80人から寄せられた。
 駐車場は工房の間近にある土地で、住民から借り受けた。車を最大10台収容できるスペースを確保した。周囲に高さ約1メートルのミツマタの苗木32本を植えた。
 同会メンバーで、市地域おこし協力隊の舛田拓人さんは「目標額より多く集まり、寄付者の強い思いや期待を感じた。修善寺紙の継承に向け一層頑張りたい」と力を込めた。

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