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伊豆市の大下三峯神社移設 山腹から公民館付近へ 足を運びやすく

 伊豆市修善寺の大下(おおしも)町内会は21日、地域を一望できる城山(向山)の山腹にあり、住民の信仰を集める「大下三峯(みつみね)神社」を、大下公民館付近へ移設する遷座祭りを行った。明治時代の創建から急峻(きゅうしゅん)な山道を登らなければたどり着けなかった同神社の移設に、住民は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

移設した祠の前で行われた遷座祭り=伊豆市の大下三峯神社
移設した祠の前で行われた遷座祭り=伊豆市の大下三峯神社
移設した祠の前で行われた遷座祭り=伊豆市の大下三峯神社
移設した祠の前で行われた遷座祭り=伊豆市の大下三峯神社
移設した祠の前で行われた遷座祭り=伊豆市の大下三峯神社
移設した祠の前で行われた遷座祭り=伊豆市の大下三峯神社

 近年地域の高齢化が進み参拝や管理が困難になっていたことから、町内会が住民の要望を受け足を運びやすい公民館付近へ神社の移設を決めた。昨年行われた山腹での最後の神事の後、同市の石材会社が250キロもある石造りの祠(ほこら)を人力で移した。町内会は小さい鳥居と神社名を記載しているのぼりを新しく用意した。
 この日の神事には住民ら約50人が参列した。広瀬神社(伊豆の国市)の西島善正宮司が神事を執り行い、一時的に埼玉県秩父市の本社に戻していたご神体を迎えた。小川内利光会長は祠に玉串をささげて手を合わせた。以前の場所では山登りの時に転んだ人もいたといい「市街地に近い身近なところに移したので、多くの人に見に来てほしい」と呼びかけた。
 毎年4月には山腹で例大祭が開かれてきたが、今年からは近くなり町内会員が参加しやすくなる。小川内会長は「これで疲れることがなくなった」と笑って話した。

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