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伊豆市業務 若手が改善案 アプリ開発ツール活用 申請電子化 より便利に

 伊豆市の若手職員有志でつくる「デザインラボ」はこのほど、プログラミングの専門知識がなくてもアプリ開発ができる「ノーコード」を活用した業務改善案を、同市のぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺で発表した。市民の利便性向上、業務の作業効率向上を目指した取り組み。各課代表者らが各種申請手続きの電子化、簡略化などの具体例を示した。

業務改善案を発表する伊豆市職員=同市のぬましんCOMPASS修善寺
業務改善案を発表する伊豆市職員=同市のぬましんCOMPASS修善寺


 発表内容は「自転車購入補助金」「移住定住促進補助金」「観光施設使用許可」などの申請に関する業務改善案。自転車購入補助金の発表では、クラウドサービスを活用することで、申請者が市役所窓口に足を運ぶことなく自宅からスマートフォンやパソコンで申請が可能となり、業務時間が従来の40分から15分に短縮できると提案した。「他の業務に割く時間を増やし、行政サービス向上にもつながる」とした。同申請は年間150件ほどあり、改善された場合、年間業務時間のうち62・5時間の短縮になるという。
 市幹部は「提案内容をベースに関係各課と連携し、実用化に向けて進めていきたい」と述べた。有識者は「1度アプリを作るのに数日かかっても、その後続けて使えば十分に業務効率化につながる」と講評した。
 (大仁支局・小西龍也)

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